IDCインプラント研究所
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オッセオインテグレーション

1950年代までは、金属は軟組織の介在せず骨組織と直接結合することはないという考え方が医学会の常識でした。
1950年代スウェーデンのルンド大学のブローネマルク先生が小動物の骨に顕微鏡を固定して微小循環と組織の治癒について研究を行っていました。
そこで行っていた研究で顕微鏡を固定する素材をチタンに変更したところ、研究後骨からチタンを取り外すことができなくなってしまいました。この偶然の出来事が、オッセオインテグレーションの始まりとなりました。
『オッセオ』が『骨から成る』、『インテグレーション』が『統合』からなる造語です。

オッセオインテグレーションという事が確立されるまでは、体内に挿入されたすべての異物は排除されると考えられていました。
通常、異物が入ってくると人間は上皮と呼ばれる組織で覆い囲みます。しかし、適切に行われたインプラントと骨の間には上皮は侵入してきません。
この原理を利用したのが、インプラント治療です。


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