インプラント辞書

ア行　　カ行　　サ行

ア行

アバットメント（Abutment）: インプラント本体と上部構造をつなぐ物。アバットメント、支台　歯科補綴物の支持および・または維持の機能を果たす歯、歯根またはインプラントコンポーネント。
アバットメントコネクション（Abutment connection）: インプラントにアバットを装着すること。アバットメントの連結アバットメントを骨内インプラントに連結することをいう。
アバットメントインプラントインターフェイス（Abutment-implant interface）: インプラントとアバットが接する面。形状が複数あり、インプラントの種類により様々な形態がある。アバットメントとインプラントの界面　インプラントアバットメントと支持インプラントの接触表面。
アバットメントスクリュー（Abutment screw）: インプラントにアバットを止めるねじ。アバットメントスクリュー　先端部がスレッド状のワンピースインプラントのコンポーネントで、インプラントに直接連結できる。アバットメントコンポーネントの連結や固定に、追加のスクリューを必要としない。
アクセスホール（Access hole）: インプラントに直接またはアバットに上部構造をねじ止めする際の空間。上部構造をセメンティングする際にはない。インプラント補綴物の咬合面または舌側面にある開口部で、アバットメントまたは補綴物スクリューの取付けや取外しに使用する。
アタッチメント（Attachment）: インプラントへ補綴物を装着する時に用いる。維持・安定の補助的目的として用いられる。
アタッチメントレベル（Attachment level）: プロービングして歯またはインプラントの基準点から歯周ポケット底部までのの相対的距離。
アーチワイヤー（Archwaire）: 2本以上の天然歯またはインプラントに装着するワイヤーで、一般には矯正治療中に天然歯の誘導または保定に使用する。
アンテロポステリアスプレッド/APスプレッド（Anteroposterior spread）: 歯列弓の最遠心のインプラント２本をつないだ線から歯列弓の最前部のインプラントの中点までの距離。この長さは補綴物の臼歯部カンチレバーの最大長さの算出に用いる。通常はAPスプレッドの1.5倍である。
委縮性歯槽骨（Atrophic alveolar bone）: 骨の量や実質の減少。骨量の喪失は幅と高径の両方が減少で、骨の実質の喪失は皮質骨の厚みの減少や骨梁の幅や数の減少。インプラント治療にはかなり不利な状態である。

カ行

解剖学的ヒーリングアバットメント（Anatomic healing abutment）: 横断面は円筒形状である。インプラント補綴のコンポーネント。インプラント周囲軟組織の理想的な治癒へ誘導する目的で用いられる。
傾斜埋入インプラント（Angulated implant）: 周囲の天然歯、インプラントに対して相対的に傾斜しているインプラント。骨が垂直的に不足している時に選択的にインプラントを傾斜埋入し骨との接触面積を増やす。
角度付きアバットメント（Angulated abutment）: インプラント軸に平行な方向から特定な角度へと方向を変更させる目的で用いられるインプラント補綴のコンポーネント。
回転防止（Antirotation）: 回転に対する抵抗あるいはインプラント補綴のコンポーネントの緩みに抵抗する機能。
根尖オフセット（Apical offset）: インプラントの根尖部分の設計的特徴である。周囲へのオフセットやインプラント径の増大につながる。

サ行

酸化処理インプラント（Acid-etched implant）: インプラントの表面形状の一つ。もともとブローネマルクインプラントは機械研磨型が主流でしたが、現在は酸処理されたものが主流になっている。骨との結合に酸処理してある方が有利なためである。酸エッチングしたインプラント　酸性媒質の化学反応で表面を改変したインプラント体。エッチングされた表面はオッセオインテグレーションの向上を目的としたものである。
自家骨移植材料（Autogenous bone graft）: 口腔内または口腔外から自分の骨を採取し移植（同一個体内で）する。皮質骨と海面骨の割合は移植片の種類によって異なる。

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