インプラント治療の流れ
カウンセリングと検査 |
インプラントに関する知識がたくさんある方、またそうでない方と様々だと思います。患者さんが困っている、または希望していることが何かを詳しく知りたいのです。
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治療計画の説明 |
ひとりひとりがオリジナルの治療計画になります。一人の患者さんにおいても治療計画はいくつかある事が多いです。 例えば、1〜2年後に抜歯になりそうな歯も残して治療をしていくか、寿命があまりないと思われる歯(予後不良の歯)は抜いて10年以上安定した状態目指して治療をしていくかなどです。 |
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前処置 |
歯がない所にインプラント治療をすぐに行いたいと考える方もいらっしゃると思います。しかし、歯周病になっている方はまずその治療が必要になります。 歯周病の方は、口の中の細菌数が増加しているので、感染のリスクが高くなってしまいます。また、インプラントを行おうとしている場所の隣の歯根が感染している時は手術前にその根の治療を行う必要があります。
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インプラント手術 |
手術は滅菌した清潔な専用の手術室で行います。使用する器具や手術に関わるスタッフも十分に消毒をし、滅菌されたオペ専用着を着用して感染源を絶ちます。患者さんは来院後、当日の健康状態をチェックし、お口の中のクリーニングを約30分程度行います。 その後、オペ室への移動となります。オペ室ではまず専門の歯科麻酔医により、笑気吸入鎮静法併用静脈内鎮静法を行います。この際、心電図・血圧計・動脈血酸素飽和度のモニターを装着していただき、全身状態の管理をオペ室入室から退室まで行います。この方法は全身麻酔とは違い診療中の意識は有りますが、通常よりリラックスした状態で治療を受けることができます。「気がついたときには治療が終わっていた。」と言われる方も少なくありません。 麻酔が効きましたら、インプラント手術のスタートです。歯ぐきの中の骨にディスポーザブル(使い捨て)のドリルを使って直径3〜4mmの形を整えます。そこに一番適した長さのインプラント(フィクスチャー)を埋め込みます。その時には、冷却した生理食塩水を用い、発熱を防ぎます。(骨移植などを行わない通常のインプラント手術ならば、30分〜1時間程度です。) 手術後は、骨の状況に応じて治癒期間は異なりますが、基本的には下顎で4ヶ月・上顎で6ヶ月となります。骨移植を行ったような場合にはこの期間が延長します。 現在では手術時にインプラント安定指数(osstell)を測定し、治癒期間を決定できます。結果次第では、その日のうちに歯を装着できることもあります。 |
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インプラント手術 |
インプラント治癒期間経過後(上顎6ヶ月・下顎4ヶ月)、インプラントの頭出し処置を行います(2次外科手術またはアバットメントオペ)。 少しだけ局所麻酔を行い、歯の根に相当するフィクスチャーにヒーリングアバットと呼ばれるネジを装着します(通常約10〜30分程度で行えます)。 抜歯より簡単で、処置後の腫れ痛みはありません。 |
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歯型を採り、歯を装着 |
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イラストで見るインプラント治療1.診査と治療計画失われた歯の数、インプラントを埋め込む骨の硬さ、大きさ、位置により、治療法には様々な選択肢があります。歯にかかる力の方向や強さはもちろん、患者さんに無理のない衛生管理などを含め総合的に検討した上で、治療計画が立てられます。2.一次手術歯ぐきの中にインプラントを埋め込みます。 3.治癒期間一次手術後、3〜6ヶ月の治癒期間をおくことで、インプラントと骨が強い力で結合します(オッセオインテグレーション)。この期間、仮の歯を使用できる場合もあります。 4.二次手術歯ぐきの中のインプラントに人工の歯を取り付ける準備をします。この状態で、歯ぐきが治るまで1〜6週間、待ちます。 5.人工の歯を作製・装着歯ぐきが治った時点で歯型を採り、人工の歯を作ります。形や色などは患者さんに合わせて作製し、インプラントに取り付けます。 6.メンテナンスと定期検診インプラントで治療した部分に限らず、口の中を衛生的に保つ必要があります。ブラッシングの方法などについて適切な指導を受けましょう。また最初1年間は毎月、その後は3ヶ月おきに定期検診を受けて、インプラントや人工の歯の状態を、噛み合わせを確認します。 |
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